石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第五章 殖産製造

第二節 農業(中)

組裁許の十村、即ち平十村及び御扶持人十村の職務に附隨する所得は鍬役米なり。鍬役米とは、組下の男子十五歳より六十歳に至る者一人に付米二升を徴收するものにして、この制は元和二年より初れりといふ。新田裁許新田裁許列・山廻山廻列たる者は、家長・家族共に鍬役米を出すを要せず。村肝煎は當人のみ除かれ、百姓の家に雇傭せらるゝ者も亦之を納入せず。