石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第五章 殖産製造

第二節 農業(中)

改作奉行は、變地所又は論所の視察、不作の年に於ける立毛見立、その他臨時に郡中に出張すること甚だ多しといへども、勸農の爲にする恒例の巡廻は荒起・植付・草拂の三回なりとす。何れも一國一人宛出役し、荒起見分の廻村は春土用に、植付見分廻村は五月下旬乃至六月下旬に於いて概ね植付の終了したる頃を計り、草拂見分廻村は又草修理見分ともいひて夏の土用に於いてす。