石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第五章 殖産製造

第一節 農業(上)

古田の檢地は、享和二年の規定に據れば、改作奉行その必要ありと認めたる時、之を算用場に稟請し、算用場奉行より意見を附して御用番の年寄に達し、御用番の承認を經たる時は算用場より定檢地奉行に下命す。この際他郡の御扶持人十村二人を選定して定檢地奉行に附屬せしめ、畑の折を定むる等の任務に服せしむ。折役といふ者是なり。改作奉行は又その郡の御扶持人十村中よりも主任たるものを定め、組裁許の十村に出役せしめ、定檢地奉行は自ら竿取人二人を率ゆ。若し古田にあらずして新開極高等なる場合には、定檢地奉行出張することなく、御扶持人十村執行の任に當り、竿取人に自郡の者を用ひ、新開裁許をして參加せしむ。内檢培と稱するもの即ち是なり。内槍地にして事情甚だ困難なるものあるときは、他郡より選定せる折役・繩張人竿取人等を隨へたる改作奉行の出張することもありき。