石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第四章 美術工藝

第六節 刀工

二代家平享保の初年に至りて名を國平と改め、同十七年に歿す。その子吉右衞門家弘繼いで二代國平となる。その作品の遺るもの少し。寶暦八年歿す。次いで明和・安永の頃に三代國平橘藏あり、文化・文政頃に四代國平藤三郎あるも、共に作品の見るべきものなく、是等代下りの國平と思はるゝ鎗及び山刀等は間々存す。文久前後の五代吉郎國平に至りて僅かに遺作を發見するも、作風當時の一般加州物と異なる所なく、その技倆も優秀ならず。