石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第四章 美術工藝

第一節 繪畫

東方芝山、一號雙岳、字は天澤、名は履、通稱は元吉、後に眞平と改む。大聖寺藩に仕へて祿百二十石を受け、學に深く經濟に通じ、傍ら南宗の畫を能くせり。葢し芝山の青年にしてにあるや、畫工吉田公均の家に寓せり。是を以て自得する所ありしなるべし。明治十二年一月歿す、年六十七。
今本節を終るに臨みて、著名畫伯のこの國に來りしものに關し、聊か記する所あるべし。