石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第十節 佛教

白華、諱は嚴護、梅隱・西塘・林泉・孤松と號し、所居を古松庵といふ。松本氏。石川郡松任一向宗東派本誓寺第二十六世の住職なり。白華天保九年十二月を以て生まれ、十三歳に上り、海原謙藏・劉三郎等に漢籍を學び、又大坂に往きて詩文を廣瀬旭莊に習ふ。十九年宗學を香山院龍温に修め、安政三年寺務を襲ぎ、明治五年大谷光瑩に隨從して歐洲・印度に遊び、十年外國布教係として支那に赴き、十二年歸朝、後自坊に遙及社を起して子弟を教養し、大正十四年四月僧正に補せられ、十五年二月廿五日示寂す。享壽八十九。