石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第十節 佛教

隨縁、諱は現瑞、若林氏、阿耨院と稱す。金澤鍛冶町一向宗東派乘善寺の僧。文政八年五月四日を以て生まれ、少より哲僧に師事して宗餘乘を學び、天保九年高倉學寮に入つて寮司に任じ、十二年父了徳の後を襲ぎ、名聲大に著る。明治十七年一布教師隨縁の言動を訴ふるものあり。因りて廻心状を提出し、香山院の教誡を受く。三十二年僧都に補し、三十五年六月二日七十八歳を以て示寂す。