石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第十節 佛教


 能州鳳氣至郡櫛比莊諸嶽山總持寺門派之衆、明應年中以來、於永平寺山居之地出世儀式紫衣黄衣、背先例。剩永平寺出世之道場之旨、雖應安勅裁紛失之由、去年企謀訴綸旨之條、太以不然。所詮任元和尚遺文之旨、自今以後被停止訖。存其旨彌可皇家再興者。天氣如此。仍執達如件。
    天文九年二月二十七日                左   中   辨
      當住普應(永平寺)和尚禪室
〔總持寺文書〕

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 態令啓候。仍能州總持寺之儀打捨置もいかゞにて候間、此度とりたて可申候。材木等をも内々取集候樣子尤候。人足など之儀、藤兵衞・久兵衞に申付候。此度はこけらふきの下地に可仰付候。作事樣子彼兩人に被仰聞候て、令書付給候。恐々謹言。
    亥二月十四日(天正十五年)                   利    家 在印
      寶   圓   寺
〔總持寺文書〕
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