石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第八節 科學

西永廣林、通稱儀左衞門。享保九年算用者に召出されて、の老職の執筆となり、寛延三年小頭に進み、食俸八十石を受け、算用場に出仕す。廣林の師山本彦四郎嘗て段數不知の術を工夫し、未だ之を廣林に傳へずして故ありて罪を得、幽居面語する能はず。廣林乃ち深く思を凝らして一朝之を解するを得。因りて享保十年段數不知明解の書を著す。明和元年八月十九日歿し、養子助五郎廣和家を襲ぐ。