石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第六節 俳諧

世涼屋氏、如本の子にして名を權兵衞といへり。金澤春日町に住し、骨董を業とし、傍ら町會所の吏となる。その俳諧後川に學び、初め所居を北庵といひしが、次いで百鶴園を繼承せり。文化五年三月九日歿す、年五十七。釋惠援と諡し、山上町善導寺に葬る。『戀猫の鳴きつかれたる丸寐かな』『夜寒さや味噌に覺ゆる鴨の味』等の句あり。