石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第五節 國學(下)

中原職俊、別に平田大匠とも稱す。地下の官人なり。延寶九年綱紀祿せられて二百石を受け、本邦の典故を究め、命によりて職原家傳秘録十三卷を撰す。貞享四年の東山天皇即位式の起し圖の如き、今前田氏に藏して精緻巧妙入をして驚歎せしむるもの、亦職俊の指導に因りて作る所なり。正徳元年歿す。職俊の子職資は、別に平田内匠と稱し、又地下の官人たり。元祿十四年兼ねて綱紀祿する所となりて歳俸百人口を食み、續紹運録・諸家官位次第・大内裡圖等を編せり。