石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第三節 漢學(下)

東方屯、初諱は由賢、又は望、通稱宇左衞門、字は滿卿、祖山と號す。釆地百二十石。幼にして聰敏讀書を好み、刻苦して經史を學び、古今の制度を知る。少時江戸に役し、山本北山の門に入りしに、北山は屯を稱して君子人なりといへり。祖山筆記録・刑法原始録等の著あり。文化十年六月二十五日歿す、年六十六。
氿園
 一闢山林小莊。看君弄景興情長。生雲嶺入繙書戸。帶月灣當煮茗牀。通筧植梅多曲直。置籬編柳信低昂。誰言此裏無餘境。阡陌馳眸百里強。