石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第三節 漢學(下)

樫田玄覺、諱は命平、東巖と號す。若くしてに遊び、本草を松岡玄達に學び、寳暦三年養父道覺の歿後その家を襲ぎて十人扶持を給せられ醫となる。玄覺亦經學に達し、詩歌俳諧を好み、配千代も學才ありて可吟と號し和歌を能くす。玄覺安永七年七月二十九日江戸より歸途越後に於いて病歿せり。享年六十四。