石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第三節 漢學(下)

木下衡、通稱仁平、字は君均、晴崖と號す。昌平黌に學ぶこと數年、業成りて歸り、明倫堂助教となる。嘉永五年三月歿す。時に子傭、生まれて僅かに四歳にして、家業を繼ぐ能はず。故に大島桃年の次子勉を養ひて後を襲がしむ。勉は敬堂と號し、通稱を平之介といひ、明倫堂教師となり、明治元年歿す。
安宅懷古
 武藏辛苦九郎。畢竟罪根七歩才。今日關門曾不鎖。波濤自在往還來。