石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第三節 漢學(下)

大田簡齋、諱は某、通稱於菟八郎。榮太郎の子にして、元貞の長孫なり。幼より學を元貞に受け、元貞歿するに及び叔父晴軒に就きて學べり。父の後を嗣ぎ、加賀藩に仕へて祿二百石を食み、安政四年四月十四日病みて歿す、年四十二。簡齋性極めて詩を好み、著す所簡齋詩集數卷あり。
   花
 風雨前宵花謝枝。癡情只恨失西施。莫言春去復春在。假借騷人少時