石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第三節 漢學(下)

前田慶寧齊泰に襲ぎて藩侯たり。詩を賦し歌を詠み、又書道に達し、號を蘭皋・菁莪、所居を先春堂といふ。凡そ維新の前後學制に於いて釐革する所最も多く、文武學校の組織を改め、小學を創め中學を開く等、施設の宜しきを得たるもの皆慶寧の勇斷果決による。
金谷舘園中作
 園中時試玉花驄。花下場鞭意氣雄。欲平生馴養處。四蹄輕舉逐春風

以上治脩より慶寧に至る間殆ど百年に垂んとし、學の勃興と共に漢文學の盛日に加れるを見る。その學士儒生は即ち左の如し。