石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第三節 漢學(下)

臼田香、字は升寂、竹老・葉山又は陽山と號す。美濃の人。伊藤仁齋の門に遊び、古學を爲すこと十有餘年。程朱を排し、徂徠を斥け、最も能く論語を談ず。その詩は則ち神氣雄翥筆端靈活。嘗て金澤に來寓し、深山安良等と風交あり。論語概論を著す。
醉 後 作
 永夜清樽麯米春。醉後伏櫪臥沙麈。三千年後通三代。六十州中寒一身。寧羨登壇説君王。好應野稱天民。醒知往事多蹉跌。終懶搖脣謝世人