石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第三節 漢學(下)

月舟大乘寺の主なり。初め明僧隱元の歸化するや、黄蘖の宗風獨海内に盛にして、曹洞の諸寺之が爲に禪律を亂すもの多し。月舟悍然として臂を掲げ、古今を折衷して叢林中興の典型を立つ。時々朱舜水に書を與へて事を論じ、禪餘亦詩を嗜む。
本多仲貞居士元日章
 創氣刮霜磨斗極。文光簇錦照金城。喜聞又記靈山囑。公暇常懷護法情

沖濱落雁
 靄靄沖濱雁互呼。聲穿碧落日將哺。風光遠近知多少。恰若畫圖白蘆

その詩格、月坡に下ること數等。