石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第三節 漢學(下)

山村直温、字は徳基、竹坡と號す。本姓は大江、匡房の後裔なり。祖父直昌の時より來りて加賀藩に仕ふ。嘗て眼疾を抱くを以て勤に服せず。家居して文を論じ詩を賦し、死に至るまで止まざりき。
老   儒
 儒士老猶健。積年學有餘。多才知鳥獸。博物辧蟲魚。偏守宣尼道。更除釋氏虚。何憂双眼暗。欲腹中書

是れ即ち自ら道へるものなり。