石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第三節 漢學(下)

生駒直武、字は君烈、通稱を内膳といひ、柳亭と號す。萬松樓はその讀書の所なり。伊藤祐之に從學す。嘗て四書集註四聲辧疑二十五卷を著し、又觀文堂四書講義六十卷・柳亭集等の著あり。直武閥閲の家に生まれ、馬を馳せ武を試むるの暇、經史を討論し吟咏自適す。その人と爲り洒脱風流なること以て知るべし。
夏日讀書
 梅雨漸晴萬里天。薫風吹面思悠然。唔咿聲裡午陰永。獨坐案頭對聖賢