石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第三節 漢學(下)

津田孟昭は正眞の子なり。老後の名は義門。仙令と號し、その居を嘉樂亭又は温故齋と名づく。食祿一萬石。人と爲り倜儻にして、五十川剛伯に從學す。元祿八年七月涌浦温泉に浴せる紀行の詩三十五首あり、能く其の地景を寫す。剛伯後序を作りて推賞措かず。又鳥山芝軒の知る所となる。
新竹出
 連日黄梅雨。露團滴碧篁。新梢漸解籜。嫩葉既過墻。陰薄月猶潔。聲清風更涼。要此君意。直幹正蒼蒼。


 數日病床都廢事。起來耀耀照幽庭。因思往昔盛嚢去。徒耻背書賞夜螢