石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第三節 漢學(下)

本多政冬、字は仲貞、文峰又は龜居子と號し、その居を藏六窩といふ。政敏の弟にして、國政の暇亦詩賦を好み、同胞相唱和す。詩風は則ち鳥山芝軒を慕ふ。
新 歳 作
 偶逢東海春。且喜吟呻。嫩柳依覊客。早梅慰野人。松枝横日影。竹色自天眞。常以家穩。偏思風俗。送新兮迎舊。送舊兮迎新。新舊無涯處。幾回祝此辰

鞍岳懷古
 昔時戰士功成後。千載勇名空見山。遺跡猶憐鞍嶽上。浮雲變易共時閑。