石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第三節 漢學(下)

稻宣義、本姓は稻生氏。字は彰信、若水又は白雪道人と號す。江都の人。元祿六年前田綱紀に召さる。その學淵識精微、大に物産の學を唱ふ。正徳五年七月五日六十一歳を以て京都に歿す。宣義吟哦を事とせざるを以て、詩文の傳はるもの晨星の如し。

 天開雄鎭白龍堆。畫戟連雲映玉臺。萬里春驅破巨海。千山雪合厭層嵬庭儀注初年入。侯國恩光曙色催。同向正元宜化。羞以庸劣趨陪