石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第三節 漢學(下)

元祿五年六月三日徳川綱吉自ら大學を便廳に講じ、命を下して亦綱紀に經を講ぜしむ。綱紀乃ち進みで中庸の首章を敷衍す。將軍嘆の聲を止めず。講終りて綱紀を饗し、且つ嘉賞の言を賜ふ。退廳の後綱紀林鳳岡及び木下順庵をして其の事の顛末を記さしむ。鳳岡即ち綱紀の講説に用ひたる中庸章句に跋す。曰く。