石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第三章 學事宗教

第一節 學校

明倫堂に於ける儒學の會讀は入學生をして之を行はしむるのみにあらず、別に入學生以外の諸士の會日あり。故に天保十年の修補によれば、會讀の種類を人持・大小將・句讀師・入學生・諸組の五種に區別せり。人持會讀とは、人持組の士及びその子弟と年寄衆の子弟の出席するものにして、會頭は教授・助教・助教加人の内一人をして當らしめ、訓導又は訓導加人一人之に隨ひて出席す。用書は四書・五經・左氏傳・通鑑・説苑・孔子家語・近思録・小學等とし、一ヶ月五回の會日あり。又大小將會讀は一ヶ月二回、句讀師會讀は一ヶ月十二回とし、諸組會讀人持組及び大小將組以外の諸士の爲にするものにして、一ヶ月六回と定む。會頭・用書等皆相同じ。入學生會讀は多數の席に別ち、佳節朔望以外毎日之を開き、四書・五經を用書とせり。