石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第二章 儀式慣習

第二節 風俗

九月朔日、今日より袷を着る。九日は重陽の佳節なれども行事なし。小兒菊打と稱する遊戲を試むるものあり。九日より綿入を着用す。十日乾貞寺に秋葉祭あり。十四日石川郡本吉祭禮あり。この頃より茸狩を爲すもの多し。十八日より當月中、天徳院門前にて男女編笠を被りて踊る。之を下馬の踊と稱す。葢しその地、天徳院の下馬札のある所なればなり。十九日所々に七面祭あり。この月猿廻の來るもの多し。

下馬の踊餠搗廻り圖 俳書四時碧所載