石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第二章 儀式慣習

第二節 風俗

八月朔日八朔と稱し、田實の成熟を祀する日なれども、特殊の行事なし。この日羽咋郡富木に祭禮あり。十一日鳳至郡宇出津に祭禮あり。十五日は名月なれども著しき行事なく、稀に尾花を瓶に挿み、團子を三方に盛りて月前に供するものあるのみ。莢豆を鹽茹にして食することは一般に行はる。この日石川郡松任祭禮あり、又所々に八幡祭あり。十六・十七日を石川郡粟ヶ崎祭禮とし、二十一日を同郡鶴來祭禮とし、二十五日を羽咋郡羽咋に於ける唐戸山の相撲とす。この月彼岸中諸寺に法會を營み、上丁日には孔子祭を行ふものあり。