石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第一章 制度法規

第三節 司法

生胴は、の倉庫に入りて窃盜したる者、窃盜又は博奕を犯して禁牢中破獄を謀りたる者、主人の娘と相對死を企て、娘を殺害したる後己は自害を仕損じたる者、算用場の印を僞造して之を行使したる者、私曲の露顯したるが爲、家族を件ひ乘船して他國に逃走せんとしたる者、士人の男子にして親殺・主殺の逆罪を犯せるもの、女と相對死を謀りて女を殺したる後己は逃走し且つ窃盜を爲せる者等に科せらる。大槻事件に、朝元が死後に於いて生胴に當るとせられし如きは、葢し例外として見るべきものなり。