石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第一章 制度法規

第三節 司法

梟首は追剥・追落を爲したる者、家宅に侵入し人を縳して窃盜したる者、代官の下吏にして過分の私曲を働きたる者、山廻の吏にして多數の松樹を盜伐したる者、肝煎にして十村と共謀し隱田を爲したる者、女子にして男子に扮し關外に出でたる者、船頭にして業務上私曲を爲したる者、荷物問屋にして過分の私曲を爲したる者、窃盜の罪を累ねたる者、士人の娘に密通して紛擾を釀したる者、僧侶にして師匠等の子を盜み女犯破戒せる者、人家の毀壞を企つる徒黨に加り不屆を働きたる者、米仲買にして過分の引負したる者、主人に對し申懸りの訴状を提出したる者、子を捨てたる者、主筋の人を殺害せんとしたる者、遺恨を以て主を殺害し己は自害を仕損じたる者、米穀を他國に密賣したる者、輕輩にして士人を毆打したる者、婦女の奉公人周旋するが爲にを以て領國の外に逸出したる者等、都べて一般の鑑戒たらしむるの要ある罪人に之を科せり。