石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第三編

第一章 制度法規

第一節 職制

貞享以後の制によれば、八家年寄中七人は、人持の士を七隊に分かちて、各一際の人持組頭に任ぜらる。是を以て、世に八家を稱して七手といふ事あり。然りといへども八家年寄の職に任ぜらるゝものゝ家數にして、七手とは人持の組數なるが故に、全くその意義を異にす。但し人持を七組とするは元祿十四年の改定に係り、それより前は六組とせり。その他、年寄中の二人は、公儀御用の事務を掌りて、幕府の指揮命令を受け、金澤城代二人ありて、城郭警備及び修造に任じ、小松城代ありて小松城を管し、勝手方御用主附ありて財政の大綱を握り、學校方御用主附三人ありて文武の教育を掌り、末に至りては沿海の守備に任ずる海防方も、亦年寄中より選任せられたり。而しで上記の中、小松城代は明和八年以後闕職となる。