石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第二編

第六章 大聖寺藩治一斑

第十一世利平は利之の第六子にして、母は家臣小原氏益の女。文政六年十二月二十二日大聖寺に生まる。幼名を鈺七郎といひ、天保九年九月兄利極の嗣となり、十一月江戸に抵り、十二月五日封を襲ぎ、同月十五日家督の禮を行ひ、同月二十八日從五位下に叙し、大藏少輔に任ぜられ、十二年十二月十六日從四位下に陞り、備後守と改め、嘉永二年七月七日大聖寺に卒す、年二十七。實性院に葬り、見龍院と諡す。正室なく、子女ありしも夭せり。