石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第二編

第六章 大聖寺藩治一斑

利明の臣神谷内膳守政は治部元易の子。寛永十一年金澤に生まれ、父に伴はれて大聖寺に移る。初名又助。明暦二年十一月父の遺知三千石を受け、家老となりて治部の名を襲ぎ、延寳六年内膳と改め、八年兵庫と稱し、元祿六年内膳に復す。十四年七月致仕して不得と號し、隱居知五百石を受け、寳永三年五月二日歿す、享年七十三。内膳家老となりし後三年にして利治卒し利明嗣ぐ。之より内膳侯を助けて利用厚生を怠らず、偉績最も見るべきものあり。昭和三年十一月十日内膳に正五位追贈せらる。