石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第二編

第六章 大聖寺藩治一斑

三壺記の文中に大正持と記したるは固より大聖寺にして、本來の地名が寺號より起りしを以て之を避けたるなり。元祿元年六月二十三日加賀藩令して、自今公式の文書に大正持の字を用ひしむ。然りといへどもその後尚大正持大聖寺共に混用せられ、坊間には簡易に從ひて大正寺と書くことも亦多かりき。初の頃に在りては大勝持としたるものも稀に見ゆ。