石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第二編

第五章 加賀藩治終末期

第九節 版籍奉還

七月陪臣も亦その舊來の地位に從ひて士族と卒族とに分かち、翌八月内人民の族籍を調査せしに、華族は一戸にして男三人・女八人、士族は七千七百九十七戸にして男一萬三千九百七人・女一萬四千七百七十六人、卒族は九千七百三戸にして男一萬四千六百五十五人・女一萬二千三百八十三人、中間・小者は二千六百九十九戸にして男三千五百六十七人・女二千三百七十一人を算せり。

  仕與力 給人 中小將 小將
 右士族え指加候。但、其身召抱候者は一代切、仕與力は非此限
  徒組 足輕
 右卒族え指加候。
 右之通り今般令改革、充行(アテガヒ)方一般之規則を以て正米引直し、士族以上給祿證書追而可相渡候條、夫々申渡、請書取立可指出候。且又支配方當分管轄(舊主人)たるべく、追而士族長等斷次第可引送候也。
    庚午七月九日(明治三年)                       廳
〔長氏家譜〕