石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第二編

第五章 加賀藩治終末期

第三節 錢屋五兵衞

又曰く、明治二十年我が國の輕業師にして濠洲に渡航せるものありしが、タスマニヤに數基の石碑あるを發見せり。青苔面に生じて文字も明らかならざりしが、彼は頗る好事の徒なりしを以て自ら之を掃ひしに、『かしうぜにやりやうち』と記さるゝを認めたりき。後英人之を知りて直に碑を撤去せりと。