石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第二編

第三章 加賀藩治恢弘期

第四節 極盛極治

是より先元祿五年冬、馬廻頭半田惣兵衞に命ずるに、明春を以て高山屯戍の任に當るべきを以てし、且つ前任永井正良の率ゐたる兵數の過大たりしを以て、宜しく規定する軍役を確守すべきを戒めたりき。然るに惣兵衞は又私意を加へ、その人員を過小ならしめて録進したりしかば、綱紀は惣兵衞が命に從はざるの罪を鳴らし、その任を奪ひて蟄居せしめ、新たに藤田安勝を以て之に代らしめたり。