石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第二編

第三章 加賀藩治恢弘期

第四節 極盛極治

既にして永井正良高山に至り、十月三日を以て城を淺野伊左衞門より受け、士卒を部署し、晝夜交番して城門警衞の事に當らしめ、又事變に處するの順序、日常服務の心得等を定め、誓詞を徴して敢へて號令に違ふこと勿らしめき。この任務は固より單に空城を守備するにありしを以て、その後何等重大の事件を生ずることなく、正良がこゝに留ること半歳の後、綱紀は藤田安勝の率ゐる部隊をして之に代らしめ、次いで津田求馬・野村五郎兵衞・山崎源五左衞門は各半歳毎に交替せり。