石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第二編

第三章 加賀藩治恢弘期

第三節 白山爭議


 一筆令啓達候。先日小松迄御使者指越由候へ共、金澤に罷有、御使者えも不御目候。然者白山建立之儀付而被仰越通、委細承屆申候。社頭破損仕候間建立致度旨、尾添村百姓共申故其分に申付候。惣而御隣國之儀候條、境目等之出入無之樣にと、連々中納言利常)依申付置、此度も尾添村百姓共申分御座候へ共聞入不申候。寺社御奉行衆へ可御尋由、其段は如何樣とも御勝手次第に存候。彌造營仕との儀候者、自是御相談可申入候條、可御心得候。恐惶謹言。
    七月二十日(明暦元年)                   奧村因幡(庸禮)
                                  津田玄蕃(孟昭)
                                  小幡宮内(長次)
                                  前田對馬(孝貞)
                                  長九郎左衞門(連頼)
      本多内藏助樣
      狛 伊 勢樣
      有賀小右衞門樣
〔加州白山爭論一件〕
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