石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第二編

第三章 加賀藩治恢弘期

第三節 白山爭議

越前は秀康の後その子忠直之を繼ぎしが、元和九年忠直は豐後に配流せられたるを以て、翌寛永元年松平忠昌越後の高田より轉じてこゝに封ぜられ、北庄を改めて福井と稱す。この時忠昌は弟直基を大野郡勝山に分封したるが故に、牛首等十六ヶ村はその領内に歸し、十二年直基は大野郡大野に移り、勝山領を更に弟直良に讓りしが、正保元年直基の山形に轉封せらるゝに及び、直良之に代りしを以て、幕府は勝山領を十六ヶ村と共に福井侯忠昌に預領となせり。