石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第二編

第二章 加賀藩治創始期

第六節 基督教の傳播

基督教が此の如く枯木再び花咲かんとせし際、徳川家康は葡萄牙・西班牙兩國人が、教義の傳道によりて人心を蠱惑し、遂に我が國上を簒奪せんとする野心あるを疑ひ、且つ邦人の基督教信者が間々之に惑溺せる餘、愛國心を忘失するものあるの現状に鑑み、慶長十八年十二月外教禁止令を新たにせり。