石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第二編

第二章 加賀藩治創始期

第二節 越中平定

十八日秀吉進んで松任に至りしに、利家は之を路傍に迎へたりき。利家この時黄羅紗の陣羽織を被、七個の立物を附せる兜を戴く。秀吉馬を下りて利家に近づき、手を執りて郊迎の勞を慰し、且つその行粧の美なるを稱せり。既にして秀吉金澤城に入るに及び、利家の歡待至らざるなく、饗宴最も善美を盡せり。