石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第二編

第二章 加賀藩治創始期

第二節 越中平定

同月大森城に在りし利家の將奧村永福千秋範昌等、亦敵地上野村に夜襲を試みて斬馘する所多かりき。利家乃ち二十日書を與へて之を賞せり。

  尚々人を附置見とゞけ可申越候。内膳(片山延高)申次第重而も可遣候。能々相しめ可然候。以上。
 おこめ市場上野村え夜討を遣、數多打捨に仕、殊いかこ(五十子)四郎兵衞とやらん討捕候由、尤手柄共、此中内膳如存分申付令滿足候。其方より遣候若きもの共、情を入手をくだき申由内膳物語、于今不始手柄共、彌無油斷かせぎ候へ之由可申付候。彼國一扁に申付候者、是非共各々加増を可遣候。今少候間、機遣かせぎ專一に候。謹言。
    卯月廿日(天正十三年)                      利   家 印
      奧村助右衞門殿
      千秋主殿助殿
〔温故足徴〕