石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第二編

第二章 加賀藩治創始期

第一節 末森の戰

前田氏に對する佐々氏側の配備は、倶利伽羅の壘を最前線と爲し、佐々平左衞門・野々村主水をして之を守らしめ、井波城には前野小兵衞を將とし、阿尾城には菊池伊豆守及びその子十六郎あり。越中能登二國の境界在る荒山を以て遙かに七尾城に對せしめ、神保安藝守氏張の家司袋井隼人を置き、守山城には氏張及びその子にして成政女壻たる清十郎氏興あり。而して成政は、自ら富山城に居りて四方に命令せり。