石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第二編

第一章 領主及び領土

慶長三年四月二十日利家老を告ぐるに及び、秀吉はこの二邑を利家の室芳春院の化粧料とし、芳春院元和三年に歿するや、所屬暫く不明となりしが、同六年將軍秀忠は改めて之を前田利常に與へ、次いで寛文八年加賀能美郡尾添・荒谷幕府に收め、その代償として近江海津の内中村町の地百七十一石九斗八升を與へたるを以て、爾後加賀藩近江に有する所、凡べて二千四百三十三石二斗六升二合となれり。