石川県立図書館/大型絵図・石川県史

石川県史 第二編

第一章 領主及び領土

慶長二年堀秀治移封の後に於いては、山口宗永大聖寺に在りて七萬石を領し、丹羽長重小松に移りて八萬石を加へ、松任と共に十二萬石の主となれり。三年四月前田利家退隱して、加賀石川・河北二郡、能登の口郡中一萬五千石、越中射水郡氷見庄、合はせて二十六萬石を養老封とし、利長家を襲ぎて越中の礪波・婦負・新川三郡、射水郡の殘部、及び能登鳳至・珠洲二郡を得たり。次いで翌四年閏三月利家薨ずるや、その加賀石川・河北二部と越中射水郡氷見庄とは利長之を繼ぎ、能登口郡一萬五千石は利政之を受く。利政は文祿二年より既に能登の一部を領せしなり。