射水市新湊博物館/高樹文庫「石黒信由関係資料」

石黒信由関係資料

4 地球・天体図


主図no史資料名史資料記号
(目録番号)
原本画像目録
絵図[1][清図]「天文星象平円図」3-2-H1画像目録



[1][清図]「天文星象平円図」 [解説]
 
3-2-H1  [目録 3-2-H1]
 
信由は若いころから天文暦学に関心を抱いていました。この星図は、自らの観測によるものではなく、幕府天文方の渋川春海(はるみ)(安井算哲(さんてつ))の長男昔尹(ひさただ)が元禄12年(1699)に出版した「天文成象(せいしょう)」をもとに書き写したものです。中央の北極星を「測量星」と記すのは他に例がなく、信由独自の発想と推定されています。北極星は古くから北を知る重要な星で、高度を測ることでその土地の緯度がわかります。江戸時代の星座は主に中国を起源とするものでしたが、明治政府の主導により西洋の星座を使うように変更され現在にいたっています。石黒信由写 寛政5年(1793)3月写 国指定重要文化財 77.6×74.7cm
 
江戸時代の星座と現在のものは対応しませんが、日本人にはなじみの星もあります。
  北斗七星 ……………………………… 「北斗」(絵図中央の円の中、巳の方向)
  すばる(昴)…………………………… 「昴」(絵図左下、酉の方向)
  おりひめ星(こと座のベガ)………… 「織女」(絵図右、寅の方向)
また、現在の星座と対応する江戸時代の星座は以下のとおりです。
  オリオン座 …………………………… 「參」(絵図左、申の方向)
  ふたご座 ……………………………… 「井」・「北河」(絵図左、未の方向)
  さそり座 ……………………………… 「房」・「心」・「尾」(絵図右上、卯の方向)
  いて座 ………………………………… 「箕」・「斗」(絵図右、寅の方向)
  わし座のアルタイル(ひこ星) …… 「河皷」(絵図右下、丑の方向)
  おとめ座のスピカ …………………… 「角」(絵図上、辰の方向)
  おおいぬ座のシリウス ……………… 「狼」(絵図左、未申の方向)