高岡市雲龍山勝興寺/文化財デジタルアーカイブ

宝物

作品解説

絵画

法妙禅尼真影(十代顕幸室)


法妙禅尼真影(十代顕幸室)(ほうみょうぜんにしんえい)     [目録を見る]   [ 宝物解説へ ]
 
[軸付墨書銘]
 清心院釋法妙比丘尼真影 顕幸師室 越前浅倉家女
             慶長八年二月七日 准歩三月十九日ニ當
  
[裏書]
             釋准如(花押)
         慶長八年 癸卯 三月卅日
 法妙禅尼眞影
             願主釋尼妙従

 勝興寺には歴代の肖像画に加え、第7代住職・蓮誓(1455~1521)以降の住職夫人の肖像画も伝わる。裏書に「法妙禅尼」と墨書される法妙(?~1603)は、勝興寺第10代住職・顕幸(1555~1604)の夫人で、内衣に白地の法衣と被物を着け、右手に念珠を持って高麗縁の上畳に斜め右向きに座している。
 
 法妙の父は越前の大名・朝倉義景(1533~73)で、天正元年(1573)に入輿した。一方母方の祖父は、顕幸と同じく細川晴元(1514~63)で、顕幸とは従兄弟同士になる。本図の裏書は本願寺第12世・准如、願主は子の妙従尼。

(高田克宏)


【参考文献】『釈尊と親鸞 親鸞編 第6期出品 解説』龍谷大学 龍谷ミュージアム,平成24年(2012)