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小島家の日記『梧山堂雑書』

梧山堂雑書 文久三年 下巻 十月 


十月九日 朝ゟ晴
下男八郎・和吉・馬五郎三人万年屋裏畑薩摩芋
掘ニ行、夫ゟ蕎麦湯(揚カ)る也、九六由松外壱人
一 糯米壱石五升外種モミ壱斗
 右者五反田上ノ田壱枚分、外水引田共弐枚
一 今日猪子牡丹餅壱重、忠兵衛・同松(小カ)橋菴・同靱負・
同浅二郎・同番人
一 昨七ツ時廣袴音二郎・野津田為吉両人八王子宿ゟ
帰り、忰鹿之助ハ日野宿江廻り候間明日与申事也、金井村
□左衛門者組合村圏廻り与申事也、何分ニ者盗
取候義不申立、夫故引合人ゟ歎願も不申立与申事

一 道助昨日七ツ頃帰宅、其節申聞候芝居探索之義
満水ニ付通船無之、仍而新三郎方江止宿翌朝
渡船迄罷出候処、舟無之無拠新九郎方へ
立寄同人申聞候、増山様先日御廻村其節芝居
御尋有之候哉と申聞候間、山際迄伯父に被頼右
内探りニ参候由及挨拶、然処新九郎申聞候ハ
夫者当方ニ而相分可申、委細御用状書取可申
達旨申聞候間、何も相頼可申由ニ而帰宅致候事也
一 石田為吉・貞蔵同道ニ而帰宅致候、是義二男
御府内奉公先ゟ飛脚参候由、夫故上溝迄迎
人参候由御座候
一 夕刻磯部村新九郎殿ゟ木曽継ニ而御用状来、是者
増山様御用芝居探索也、黒川村角二郎殿ゟ書面来、
是者忰帰宅可致之処御用向出来、府中信州屋歟
谷保新(親カ)類泊り与申事也、礼状返書遣ス也、貞蔵
帰宅申聞日野彦五郎留主ニ付朝五ツ時出立、石田・土方
参夫ゟ連光寺忠右衛門方へ行候由
一 弘化年中及騒動候日野宿隼太郎・七郎左衛門同人
一件落着之由、由三郎ハ叱り被仰付外者夫々
過料宿預ケ等も有之由、存外軽き御裁許御座候、実以
御慈悲之御沙太、七郎左衛門悲業最期致壱人ニ而
冠り候事与被存候