昭島市デジタルアーカイブズ/あきしま 水と記憶の物語

大日如来修復の記録

■本文

1 当該文化財の現況

釈迦如来坐像
 (本体)螺髪(らほつ)切子形。肉髻朱(にっけいしゅ)・白毫(びゃくごう)相を表す。耳朶(じだ)紐状貫通。三道(さんどう)相をあらわす。衲衣(のうえ)は左肩をおおい、右肩に少し懸かる。両腕屈臂(くっぴ)。左手は膝上に掌を仰いで全指を伸べる(与願印(よがんいん))。
右手は掌を前にして立て全指を伸べる(施無畏(せむい)印)。右足を上にして結跏趺坐(けっかふざ)する。
 (光背)蓮弁形挙身(きょしん)光背。内部中央に二重円相光(にじゅうえんそうこう)を配し、頭光(ずこう)八方二段浮彫蓮弁。無紋平滑な周縁部に小仏5躯(中央上、左上、左下、右上、右下)を表す。表面金色。ただし身光(しんこう)中心部および光脚(こうきゃく)部は弁柄色(修理後、光脚部は金色〈漆箔〉)。二重円相光圏帯(けんたい)部は緑色(修理後、黒色〈黒漆塗〉)。
 (台座)七重蓮華座。上段から仰蓮(ぎょうれん)(12方3段彫出蓮弁)、胡桃形(くるみがた)反花(かえりばな)、上框(うわがまち)、中框(なかがまち)、束(つか、下框(したがまち)、総足(そうあし)(修理後、隅足(すみあし)付き)。上框の見付(みつけ)に七宝繋ぎ文、束の見付に格狭間(こうざま)形、下框の各辺中央下部に花形、同各隅には如意頭(にょいがしら)を表す(各浮彫り)。仰蓮、胡桃形反花、上框、束は各金色。中框、下框は弁柄色。総足(および新補の隅足)は黒。
 
阿弥陀如来坐像
 (本体)螺髪切子形。肉髻珠・白毫相を表す。耳朶紐状貫通。三道相をあらわす。覆肩衣(ふっけんえ)、衲衣を着ける。衲衣は左肩をおおい、右肩に少し懸かる。両腕屈臂し腹前で弥陀の定印(じょういん)を結ぶ。
 右足を上にして結跏趺坐する。
 (光背)釈迦如来坐像に準ずる。
 (台座)釈迦如来坐像に準ずる。