昭島市デジタルアーカイブズ/あきしま 水と記憶の物語

昭島の歴史

[口絵・発刊にあたって・目次]

発刊にあたって

 昭島市は、南端に古代からの人々の生活を潤し豊かな恵みを与え続けてきた多摩川があり、北部には武蔵野の面影が残る雑木林の間を縫うように玉川上水が流れ、さらには、拝島段丘・青柳段丘という河岸段丘の崖線に沿って豊富な湧き水が溢れ出ています。
 このような水の豊かな自然環境の中で先人たちは生活し、さまざまの歴史が刻まれてまいりました。古くは、武蔵野台地の一角にある地質や地形の中でアキシマクジラの発見や縄文石器時代より居住した遺跡等が存在しております。最近でも、多摩川河床よりアケボノゾウの足跡化石や幼体頭骨(子象の頭)の発見により太古のロマンが広がり私たちの想像を掻き立てます。
 古代社会から今日に至るまで数々の遺跡や貴重な資料にもとづき独自の風土、文化等を伝える『昭島市史』が昭和五十三年に発刊され、既に二十五年を経過しております。市民の中に、わかりやすい昭島市史をとの声があり、このたび市制施行五十周年を記念し、昭島市の歴史・文化財を体系的にかつ平易にまとめた『昭島の歴史』(普及版)を発刊することにしました。
 この本が多くの方々に利用され、各々の時代に生きた先人たちの足跡を通して、郷土の歴史に関心と理解を深めていただければ幸いに存じます。
 終わりに、本書の発刊にあたりまして、写真や史料へのご協力をいただきました方々、また、編集にあたられた東京書籍印刷株式会社及び編纂委員としてご尽力いただきました文化財保護審議会会長の和田哲氏、副会長の白川宗昭氏、委員の石田健造氏の皆様に対し、心から感謝の意を表します。
     平成十六年三月
                    昭島市教育委員会
                      教育長  小林肇